Pinch

オテサーネク 妄想の子供のPinchのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.8
平凡で退屈な日常の中に民話の異様な物語が入り込む荒唐無稽なストーリー、というとミステリーやホラーの定番でしょうか。ですが、この映画には、平素の日常と物語のファンタジーが溶け合うことなく同時に進行しているような錯覚感があり、かなり独特な世界観を醸し出しています。気持ち悪い描写もありますが私はさほど気にならず、サスペンス感を楽しむことができました。それにしても、異様な世界はこんな具合に平凡な生活の中に入ってくるのかもしれないと思うと、複雑な気持ちにもなりますね。好きな人はハマる作品かも。
Pinch

Pinch