海の美しさ、目を見張る多様性、愛すべき生き物たちの生態、とても芸術的に見せてくれる。
そして大いなる海への愛をたっぷり感じたところで、大きく告発へと展開する。
人間の身勝手さ。
やはり知るべきであり、
行動すべきだと思えた。
フカヒレを食べるときは必ず思い出す映画になるだろう。もしくは食べられなくなるか。
ネタバレ
気になったのは、
感情移入しやすいようにか擬人化が巧みすぎるのでは?つまり、少し恣意的に演出しすぎなのでは?ということ。
海を支配していたのはこの生き物、という表現も古いような。誰も何も支配などしていない。
フランス白人男性のナビゲイト、連れている子供も白人の男の子ひとりであることにも偏りがあるような。
そのせいか、ついイルカやクジラ漁の取り上げられ方に関してはアジア蔑視的にも感じた。
ヒレを切り取られ生きたまま捨てられるサメ漁については残酷としか思えなかったが。