余りに巨大な票田であることからアメリカの政策を左右する程の力をもつ、キリスト教福音派。その子供達への「英才教育」を記録したドキュメンタリー映画。
福音派といえば極端な選民思想と進化論を学校で教える事を拒否するという、聖書を絶対視する考えで有名。彼らにとってはハリー・ポッターもミッキーマウスも悪役だ。
この人達はディズニーランド一生無料パスが貰えたとしても捨てちゃうんだろうか?
この映画を見て子供だけでなく大人もその極端さに疑いを持っていない様子に背筋に冷たいものを感じた。合理主義とプラグマティズムに立脚した現代アメリカとはかけ離れた暗い側面に思える。
政治の陰に特定の宗教や思想のチラつく日本も全く他人事では無い。「宗教は麻薬」だ。
ラリって気付かぬうちにディストピアなんて事にならなければ良いが…。