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モンテ・カルロのnagashingのレビュー・感想・評価

モンテ・カルロ(1930年製作の映画)
2.5
いくらなんでも強引すぎる。「ハッピーエンドが好きだから」なんて理由で男女が結ばれては、ドラマを構築する意味がなくなってしまう。ジャック・ブキャナンが伯爵であることを明かせない状況設定もまったく練られてない。すでに反省しているジャネット・マクドナルドにさらなる反省をうながす劇中劇にもあまり意味を見いだせないし、彼らの関係を中途半端にしか反映してない点も微妙で不可解だった。とはいえ、ブキャナンが初めてマクドナルドにモーションをかけるシーンの横移動のカメラと、平手打ちを見せないカッティング、そして後頭部を軽やかになであげる手は文句なしにすばらしい。
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