マーチ

ゴースト・ハンターズのマーチのレビュー・感想・評価

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)
2.4
【省略レビュー👻】

どうしたジョン・カーペンター!!
スゲースベってんじゃん!
と、思ってしまいました…

アバンタイトルも鑑賞後によく考えてみれば本編と繋がっていないし、構図も音楽もいつものジョン・カーペンターなのにそれを上回るドンズベリ具合によってその個性すら埋もれてしまっている。

しかも設定上やむを得ないとしても説明台詞が多くてノイズになってしまうし、そもそも脚本のクレジットにジョン・カーペンターの名前が入っていない時点でなるほどなと思ってしまった。

本来はトラック野郎カート・ラッセルの描写で始まるはずが、スタジオの強引なテコ入れのせいで本編と乖離したアバンタイトルが付け加えられたりしたらしく、その辺はジョン・カーペンターも悩んだそうです…低予算で高クオリティのものを初期に作り続けてきたカーペンターだからこそ生まれたスタジオとの軋轢なんでしょうね…そのカーペンターの感じた違和感は作品を観れば間違っていなかったと分かる訳ですが…

さもカート・ラッセルが全て丸く収めたように見えて実は彼の中国系の友人が1番活躍しているのに、白人万歳なハリウッドマジックによって何故かチャランポランなカート・ラッセルがヒーローのように扱われてキザな感じで去っていくのもいただけない。というか、これは昔の作品だけど異文化を混ぜて良作が生み出されるケースは限りなく低く、『ウルヴァリン:SAMURAI』や『カンフー・ヨガ』のように悲劇的な例も数多あるので、本当にそろそろやめて異文化ミックスではなく、どちらか片方の文化に寄った一文化作品を生み出した方が、他国の人が手掛けたことによる勘違いカルチャー描写が減っていいと思う。そんな作品でした。

あと邦題はまるでダメ🙅‍♂️🙅‍♀️


【p.s.】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
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