マーチさんの映画レビュー・感想・評価

マーチ

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映画(503)
ドラマ(11)

ジーザス・イズ・キング(2019年製作の映画)

3.0

これ多分自分含めてカニエファンしか観に行ってないと思うし、カニエファンなら想像の域を出ない内容…というか、カニエが最近行っているサンデー・サービスを芸術的に切り取り、そのまんま映画として流しているだけ>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.8

〈東京国際映画祭2019にて〉

「日本に寅さんがいて本当に良かった」と、万感の思いに駆られるシリーズ50作目。

今作は、ここまでのシリーズ全49作を観た男はつらいよファンへの感謝と餞が詰まったよう
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.2

〈東京国際映画祭2019にて〉

もはやこの国は安住の地などではないし、報道という言葉はその意味を成していない。「表現の自由」は政治の道具にされ、「芸術」も軽んじられてしまっている。これが「映画」を「
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.8

記念すべき500レビュー目は、最近観た中でも飛び抜けて面白かった、こちらの作品。


〈🌼東京国際映画祭2019にて🌸〉

アリ・アスターがまたやってくれた!!

既に話題沸騰の今作、TIFFで一足先
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

1.7

〈東京国際映画祭2019にて〉

これは酷かった…井口昇監督が『片腕マシンガール』で成し遂げたことや、あの作品の素晴らしさを全て台無しにしてしまっている最低な一作。

グチャグチャで話の筋が崩壊してい
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.3

〈東京国際映画祭2019にて〉

安定のマ・ドンソク兄貴筋肉隆々映画。笑

刑事とヤクザが手を組み、共闘してある事件の犯人をそれぞれの目的と共に追い詰めていくという破格のストーリー。ツッコミどころなん
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NINIFUNI(2011年製作の映画)

3.2

終わった瞬間は「で、なに?」という感じだったが、時間が経つに連れてなんかジワジワくる…ジワジワと思いを巡らし、この作品に囚われていく。

メイキングで製作の人が語っていたように、ある出来事を何のドラマ
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ディスコ(2019年製作の映画)

3.1

〈東京国際映画祭2019にて〉

カルト宗教バンザーイなエンタメ作品なのかと思って観に行ったら、そこはさすがコンペ作品、まさかのド真面目宗教映画。

モラトリアムな少女が自分の将来や今置かれている場所
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チャクトゥとサルラ(2019年製作の映画)

1.5

〈東京国際映画祭2019にて〉

これがコンペ作とかマジすか…って感じだが、案外フィルマ評価が悪くなくて唖然。

内モンゴル自治区の広大な景観とそれを切り取った撮影は確かに素晴らしいかもしれないけど、
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.1

ロードムービー“風”であるし、音楽映画“風でもあるのだが、“風”にも達していない印象。中途半端と言いたいところだけど、中途半端にすら2、3歩及んでいないもんだから困る。

セリフを排することによってほ
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キネマの天地(1986年製作の映画)

4.5

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ジャパン」であり、松竹的「止められるか、俺たちを」であり、「現場はつらいよ」であり、「コハル/スター誕生」でもある、全ての日本映画好きへ捧ぐ作品。

中井貴一と有森
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楽園(2019年製作の映画)

3.6

まあこれはこれで“あり”というか、最初こそ単調でいやにじっくり傍観的に映し出す演出と、言わされているようにしか見えないセリフに「これは“なし”かなぁ…面白くなるのか?」なんて思っていたものの、終わって>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

デル・トロ絶賛にも納得というか、デル・トロのお伽噺系作品が好きな人は絶対に観に行った方がいい。あと変態を自称している人も観に行った方がいい。自称変態でデル・トロのお伽噺系が好きな自分はめっちゃ楽しめた>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

4.0

🍃是枝監督初の仏日合作映画🍂

『万引き家族』の後にどんな作品を作るのかと思っていたら、社会派色の強い前作とは打って変わってこじんまりとした優しい口当たりの作品を持ってきた。

フランスの美しい風景を
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.8

言わばひとネタで、ここまで人生の悲嘆と可笑しさをロードムービーに乗せて描けるのかと感服。

「金」という最も偉大で愚かな発明が暴く人間関係の本質。人生でどれだけ本当の意味で分かり合える人と出会えている
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くちづけ(1957年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ面白い!

デビュー作、それも70分ちょっとの尺でこれ程までの高揚と余韻を提供してくれる増村保造にはもう頭が上がらない。

ある種計算し尽くされた上に成り立っている作品で、役者の動きもパキ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.9

🤡🤡🤡🤡🤡🤡🤡🤡🤡🤡🤡

金持ちが一国のトップとなり、またある国では国の中に一定数を受け付けない堀を形成してその中の息がかかった者たちだけが利権を貪っている現代。

だとするならば、ジョーカーは社会が
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

はい、やってきましたシリーズ第3弾!!🐶

みんな大好きキアヌの大ヒットシリーズジョン・ウィックの3作目ということで、『ジョーカー』と公開日が被ってしまったことで若干話題性には欠けてしまっていますが(
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スパルタの海(1983年製作の映画)

3.2

戸塚ヨットスクールにまつわる実話の映画化。描かれている視点の問題によって上映中止となった作品で、戸塚ヨットスクール及び体罰の美化や肯定とも取れる部分が確かにあり、その辺に関して詳しくはフィルマのポスタ>>続きを読む

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.8

そんなうまいタイミングで死ぬかよといった小説的展開をそのままやってしまっているところには違和感を覚えつつも、丁寧な演出とグレン・クローズの抑制的な演技には魅了される一作。

明かされてはいけないことが
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惡の華(2019年製作の映画)

3.8

集大成的井口昇作品にして、純然たる押見修造原作の映画化。

(正直なところ)人を選ぶ作品だと思うけど、その選ばれた人にとっては強烈に深く刺さる作品で相違ない。
実際、私の近くに座っていた人は鬼気迫るシ
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倫敦(ロンドン)から来た男(2007年製作の映画)

3.8

長回し愛好家としてはたまらないものがある作品。

ストーリーは薄いようで薄くないというか、多分リアルにこういった話を描くと実時間はこんな感じになるんだろう。タル・ベーラばっかり観てると、他の映画がいか
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

正しいことを言ったとしても何者かの力によってそれが封じられ、弱者の声がかき消され、理想を叫んでも笑われてしまう理不尽な時代だからこそ重要な力を持つ渾身の一作。

ドラマ版が大好きで映画版もかなり楽しみ
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ひとよ(2019年製作の映画)

2.8

[フィルマ試写]

白石和彌監督の新作ということと、予告編を見る限り自分好みの感情的な話っぽかったので結構ウキウキしながら試写へ足を運んだんだけど、これがかなり変な映画だった。

はじめに断っておくと
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.7

【☀️短い感想🌞】

ストーリーは無茶苦茶も無茶苦茶だけど、天皇に会いたがるバスジャック犯が出てきたり、ジュリーが原爆を作って政府に数々の要求をするなど、1本の映画には到底収まらないであろう大味な事件
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普通の人々(1980年製作の映画)

4.2

【🏠短い感想👪】

家庭崩壊映画。

ロバート・レッドフォード初監督作にしてアカデミー賞受賞作。こんなにも絶望的な映画に作品賞を与えるアカデミー賞もなかなかクレイジーだけど、確かにレッドフォードの演出
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マーウェン(2018年製作の映画)

3.7

【感想】

《空想に生き、空想によって乗り越える》

サンダーバードみが強いが(笑)、やっぱりこの現実と空想をシームレスに横断する技量の高さが必要な映像表現は、ゼメキスにしか出来ないよ。

BTTFを
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ディアマンティーノ 未知との遭遇(2018年製作の映画)

3.7

【🐶感想⚽️】

「フィールドにふわふわの犬が見えるという謎の低脳童貞ポルトガルNo.1サッカー選手の主人公が、父の死をきっかけに難民を養子に迎えようとする…」とまあ、このさらっとしたあらすじの時点で
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.8

【感想🛤】

TSUTAYAでかなり盛況にプッシュ&レンタルされてたので借りてみた。個人的に大好きな“頑固ジジイ系”の作品かと思っていたら、地盤のしっかりした社会派ロードムービーだった。

といっても
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ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート(2008年製作の映画)

3.6

【短い感想】

案外面白くてビックリした。コメディーホラー特有のキナ臭さも存分に味わえるし、4つの物語が徐々に繋がっていく流れも実にスムーズで、尺の短さも相俟ってその収束が非常に心地いい。

(この手
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7月の物語(2017年製作の映画)

4.7

【感想】

まず、この映画をジャストタイミングで公開してくれたユーロスペースに感謝。鑑賞後、外に出て快晴だったことと、夏の(鬱陶しいほどの)暑さが猛威をふるっていたことが途轍もなく嬉しかった。映画と現
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.1

【感想🚵‍♂️】

『7月の物語』と併映。

自転車おじさんの短編ドキュメンタリー🚴‍♂️🚴‍♀️

自転車についてあまり興味がないと、“知らんがな”っていう内容のドキュメンタリーではある。ていうか、
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キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

3.8

【感想】

「クレイジージャーニー」がきっかけで、この夫婦のことが大好きになってしまった。

芸術家のドキュメンタリーといえば、作品の裏話や足跡、これまでのキャリアや葛藤、作品や芸術にかける思いなどを
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メディア(1988年製作の映画)

4.2

【短い感想】

観た人のレビューにほぼ書かれていなくてビビるんだけど、個人的には徹頭徹尾あまりにも印象的なショットしかなくてたまげた…あれ?、、みんな、そうでもなかったの?!笑

まあ…それはそれとし
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.7

【感想】

いやぁ〜、マーージでどうかしてる…どうかしちゃってるよ、奥さん!! てな調子で最高に楽しませていただきました🙌 笑

ということで、まずは今作の4大怪獣へ向けた私の感想からどうぞ!

ゴジ
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

2.7

【短い感想】

記念すべきモンスターバース第1作。

所謂ギャレゴジですが、画面がずっと暗くても割と気にはならないタイプの私でさえ、この映画の終始“薄暗さ”超えた“濃暗さ”は気になった。

あえて全貌
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