Antaress

みじかくも美しく燃えのAntaressのレビュー・感想・評価

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)
3.0
ピクニックするふたり。
男がワインの瓶を倒し、ナイフがワインに濡れる…まるで血のように…
美しい男女と美しい風景。
駆け落ち、逃避行、そして心中。

タイトルだけは知っていたが全くの初見。

これ映画にハマった中学時代(いわゆる中2病の頃ね)に見たらのめり込んだろうな。

本作は完全に雰囲気映画。不倫カップルの身勝手な生き方を【真実の愛】と言い訳してるだけ。
ふたりのキャラ設定に説得力が無いから感情移入出来ないんだよな。

画面とふたりが綺麗だから見ていられるけど内容は安っぽい演歌の世界みたい。

音楽の使い方も下手くそ。

カーテンとテーブルクロスでドレス作るのは風と共に去りぬのパクリね。でも当日の夜の演奏会に行くのにドレス縫い上げるのって出来るの?

あの演奏家の人たちに助けを求めりゃ良いのに。

何ともダメダメなカップルの自業自得の末路。映像美がなければ☆3つでも勿体ないくらい。
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