このレビューはネタバレを含みます
YouTubeで無料配信されているものを視聴。高倉健主演の「昭和残侠伝」シリーズは池袋の新文芸座でやった二本立てを以前見て以来、結構好きだったりします😇
今作はシリーズの記念すべき一作目になります。終戦直後の混乱期、高倉健演ずるヤクザものの清次が復員。親分は敵対する新興ヤクザに暗殺されてるわ、子分の松方弘樹や梅宮辰夫はボコされたり殺されるわ、終いには収入源となっている露天商が集まるマーケット（笑）を放火されるなど徹底的に嫌がらせをされます😂
そんな悪逆非道に耐えて耐えて耐えまくった後に遂に爆発するスタイルは、水戸黄門的な王道の面白さ・カタルシスがあります😇
あと個人的に毎回楽しみにしているのは、流れ者の池部良が高倉健の殴り込みに付き合うところなんですよね。製作者曰く「男同士の情念」を描けるかららしいのですが、見る人によってはかなりBLです。自分の母親も高倉健のヤクザ映画が好きなのですが、BLという概念すら無かった時代に当時の若い女子が知らぬ間にBL描写をアテられていて夢中になっていたと思うと面白いです😇
それと池部良が「お控えなすって」と仁義を切る場面があるのですが、マジで体感3分ほどやり取りしてる上に妙にかしこまった物言いと態度があまりにも時代を感じさせて最早ギャグであり、今作で最もウケた場面でしたね😇
