このレビューはネタバレを含みます
配信され始めたばかりの今作をアマプラ視聴。予告トレーラーを見た時は「ふーむ、異世界転生系ですか…」という印象でしたが、キャラデザインの雰囲気や冒頭のセリフ回し(ヒロインの棒読み演技も含め)が新海誠作品に酷似しているなと思っているうちに引き込まれていきました。
孤城に召喚されたヒロインのこころと同じ中学生たちの様々な境遇と登校拒否になった理由が明らかになっていくところが見ていて辛かったのですが、同じ時間軸ではなく過去・現在・未来から召喚されている事が判明する要素は面白かったです。
狼の面を付けた狼さまがリオンが幼い頃に死に別れた姉であり、この「救いの空間」に召喚して7人の魂を救っていたこと、年長のアキがこころのクリニックでいずれ出会う先生であったというトリック、そしてたった一人だけ記憶を失わずに日本に戻ってきたリオンが記憶を失ったこころに話しかけて「ここから始まる」という希望に満ち溢れたエンディングはなかなかうるっとくるものがありました。クレジットで流れるイラストも良かったですね。
個人的にはいじめっ娘・真田さんの「死ねぇぇぇ〜〜❗️」がツボに入りました。