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悪名の3104のレビュー・感想・評価

悪名(1961年製作の映画)
3.5
お人好しで色気ありの勝新と、河内弁が心地良い田宮二郎のバディシリーズ第一弾。両者にとって出世作といってもいいのではなかろうか。特に勝新がまだまだ初々しくて可愛らしく。

そんな勝新と絡む3人の女性。中田康子が艶めかしくエロチック(でも社長の・・だぜ)。中村玉緒とはもう婚約をしていたのかな?そして物語の軸となる水谷良重の最後が不憫でならない。

勢力と暴力が行きかう作品だが、役者の演技といい諸々の描写といい全編リズミカルで愛嬌さえ感じられる。劇場でそれなりの音量のもとで観たのに、ところどころ聴き取れない(フィルムの状態もあったのだろうが)荒い台詞回しもまたいい感じ。
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