ハゲゾンビ

DUEL 荒神のハゲゾンビのネタバレレビュー・内容・結末

DUEL 荒神(2002年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

2002年日本映画。

「北村龍平祭り第4段」
●堤幸彦監督が発案し、北村龍平と競作したコラボレーション企画“DUEL”の1本。
“DUEL”とは、「対決」をテーマにした中編を二本立てで上映し、勝負しようという企画。
堤幸彦は『2LDK』、北村龍平は本作品を撮りました。

●DUEL”には「純決の10か条」なるものが設定されている。
1.「60分(プラスマイナス10分)の2本勝負、R-18は避ける」
2.「ワンセット、そこから外へ出てはいけない」
3.「主演2人の対決を基本とする」
4.「片方が男優、片方が女優対決とする」
5. 「共通の小道具を画面に登場させるなどの謎を持つ」
6.「予算は同額とする」
7.「ビジネス面で負けた方は罰がある」
8.「テレビ放送の視聴率が高いほうに褒美がある」
9.「作品それぞれにおいて黒字になるとボーナスを支給することがある」
10.「2本立てが1本立てになっても苦情を言わない」という10か条。

●ちなみにビジネス面の勝者は堤幸彦監督。負けた北村龍平監督には特に罰は無かったらしい😅

【ざっくりストーリー】
天狗が出るという噂の山寺に、戦いで瀕死の重傷を負った侍(大沢たかお)が逃げ込む。寺の住職(加藤雅也)は彼を助けるが、 自らを“荒神”と称し、侍に戦いを挑んでくる。(Amazonより)

【この作品の特徴】
●開始役50分ほぼ大沢たかおと加藤雅也の遊び心を散りばめた会話劇が続きます。2人の会話はよく聞くと面白いですが如何せん長いです😅
●残り役20分のアクションは良いですよ✌️大沢たかおもいいけど、加藤雅也が格好いい👍

【会話劇を乗り切る為に】
●セットが格好いい!凝っている!「ALIVE」のセットを担当した人がつくってます😄
●こんどは寺が舞台。この寺がインドとかチベットの雰囲気を取り入れて重厚感があります😄
●堤幸彦監督が現代の2LDKのマンションでのバトルだったのでそれに対抗して時代劇で寺でのバトルしたとのこと。
●静かなオープニング!大沢たかおの豪雨の中での登場シーン!「静から動へ」今後の展開に期待がもてます→ひたすら長い会話劇だったけど💦
●次回作「あずみ」の練習用として時代劇アクションものにしたとか🤔
●上映時間79分?あれ?既に条件クリアしてないね😱この時点で勝負ありかも😥

【安定のアクション】
●ラスト20分、ここまでくれば北村龍平得意のチャンバラアクション⚔が楽しめます👍
長かった〜😂
●見せ方が格好いい😃
戦いの最中ロウソクの火が消え、暗闇の中、時折光る稲妻に加藤雅也と大沢たかおのバトルシーンが浮かび上がる🌩
●カンフー映画並みのワイヤーアクション❗
人間離れしたジャンプ力を堪能しましょう✌️
(て言うか加藤雅也は人間じゃなく荒神ですけどね😁)
●時代設定を完全無視
武器にピストル、飲み物にワイン🍷
(細かい事は気にせずにこれが北村龍平ワールドさっ❗😂)

【終盤の展開からラストへ】
●加藤雅也は天狗、正式には荒神。
●大沢たかおは人間?ではなくまさかの…💦
(監督曰く上には上がいるっていうことを表現したかったとか🤣)
●ラストのラスト、この時既に北村組と言ってもいい坂口拓登場❗でもバトル直前でまさかのエンディング❗このバトル観たかった〜🙇

【総評】
はい❗色々ツッコミ所も満載ではありますが北村龍平の世界感は好きですよ!なので私的には楽しめました👍
北村龍平の対決に勝利した堤幸彦監督の「2LDK」を観たくなりました✨

まだまだ続く“北村龍平祭り”次は「あずみ」です😃
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