るい

鉄道員(ぽっぽや)のるいのレビュー・感想・評価

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)
3.9

高倉健を讃える映画だね🚃


廃線が決まった幌舞(ほろまい)線の終着駅の駅長 佐藤乙松の半生を描く。

これね、高倉健の生涯そのものやろ。皆がありがとっていうの見てて泣いちゃったよー。

佐藤乙松は鉄道員「ぽっぽや」として生きていて、まさに命を燃やしながら走ってるんだよね。家族の事ももちろん愛してはいるけどどうしても仕事よりも優先できないし、うまく愛情表現できない。

静枝さんもそれはわかっていて、赤ちゃんできたよもっと喜んでよ!に怒ってるようなでも嬉しくて笑ってるようなあの場面はとても印象的。

真っ白な雪国を自走する真っ赤な車両。

この赤はとても大切にされていて、静枝さんのお洋服や過去シーンでは赤だけは色がついていたり。

とても静かで田舎町で起こるほんとうに小さな出来事だけど、私は乙さんや仙ちゃんそれを取り巻く人々の想いに触れて心が満たされた。

降旗監督×高倉健×北海道ははずしませんね☺️
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