るい

大菩薩峠のるいのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1957年製作の映画)
4.1

こりずに行くぜ大菩薩峠!1/3


もし、大菩薩峠に応援上映があったら

ロクデナシー٩(๑`^´๑)۶
親不孝ものー!(•́ω•̀)
DVー!!!(๑⁼̴̀д⁼̴́๑)
モラハラー(-᷅_-᷄ )
ごめんで済んだら警察いらん!(꒪⌓꒪)

って声が聞こえてきそうなやつが主人公こと机竜之助でございます。

机竜之助を片岡千恵蔵、それを追いかける宇津木兵馬を若き日の萬屋錦之介が演じる。ちなみに兵馬のおっしょさんでばり強の島田虎之助は大河内傳次郎。大河内傳次郎は最初に机竜之助を演じたんですね。世代交代って感じでいいですねー。

さて、内田吐夢版の大菩薩峠ですがめちゃくちゃ面白いです。改めてこの作品は机竜之助と机竜之助に人生を狂わされた人々を描いているんだなというのがわかる。だから竜之助だけではなく、兵馬、お松、お豊、与八それぞれ満遍なく出てくる。そうする事で、竜之助のロクデナシ感がより浮き彫りに!笑

雷蔵さん版は雷蔵さんメインに撮られてる感があって、机竜之助意味わからんで終わっちゃうんやけど、内田吐夢版は机竜之介とそれを取り巻く人々の話として違和感なく受け止められる。

こういう人間の闇とかしんどさや生きてく苦さを描かせたら右に出るものはいない内田吐夢監督ならではの仕上がりでした!

これは二部と完結編に期待できる。
ちなみにこちらは、大菩薩峠でじいちゃん斬ったところから、兵馬に爆弾投げ込まれて失明するまでです。
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