さき

殺人の追憶のさきのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
4.5
『パラサイト』楽しみで仕方ない〜ポンジュノ監督制覇に向けて日々邁進中です。

今まで観たポンジュノ監督の作品の他の方々のレビューをいくつか読ませていただきましたが、8割9割くらいの方が『殺人の追憶』が一番面白くて好きだというようなことをおっしゃっていました。そんなの早急に観るしかない!と早速鑑賞しました。私が今まで観たポンジュノ作品には、びっくりするようなビジュアルの怪物が出てくるもの『グエムル』『オクジャ』だったので、実話ものもやるんだ〜って思ってましたが、フィルモグラフィーを見てたら『海にかかる霧』の撮ってらっしゃって、この作品も実話で、人間の怖さを実感したなぁなんて思い出し、この監督は怪物撮ってたりするけど、人間という、最悪の怪物について毎回描いているんだなぁと思いました。

こんなに凄惨な事件が本当に起こった事件だなんて怖すぎます。しかも、あんなに小さな町で。姿の見えない犯人は、どんな映画の大きな怪物よりも怖かったし、絶対に良くないことなんだけど、こんな最悪の事件を素早く解決してしまいたいという気持ちから、誤認逮捕をしちゃったり、誘導尋問したりっていう刑事たちの気持ちもわかっちゃいそうになる。それも怖い。

映画としては、すごく面白くて、2003年の作品なのに、本当に80年代のような映像だったし、やっぱり韓国映画すごいな〜という感じでした。ラストシーンが衝撃すぎて、怖くて、、、また、ソンガンホ!!彼、観る作品ごとに印象が全く違うし、なんなら1作品中でも印象が変わったりする。すごい人。最近のお気に入り俳優です。
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