イホウジン

恋する惑星のイホウジンのレビュー・感想・評価

恋する惑星(1994年製作の映画)
3.9
(うろ覚えレビュー)
大量消費社会の中の恋

とにかく「物」が雄弁な恋愛映画である。第2部の「夢中人」が流れるパートはそれを象徴しており、(唯物史観的に)生産様式が変わってしまった現代社会において、どのような恋愛が可能かというひとつの答えを提示するものであろう。その文脈で見るならば、今作の圧倒的なエモ感もまた、ひとつの今日的な心情表現の方法であったと解釈することもできる。
イホウジン

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