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史上最大の作戦のkirioのレビュー・感想・評価

史上最大の作戦(1962年製作の映画)
4.3
第二次世界大戦中、連合国における史上最大規模の「ノルマンディ上陸作戦」
その"長い1日"の戦いを描いた名作戦争映画

米・英・仏・独のスターが織りなすシリアスで少しユーモラスなドラマと、大スケールの上陸戦が売り

STORY
 第2次大戦末期の1944年
西部戦線におけるナチスドイツの包囲網を破るべく、合衆国大統領アイゼンハワーは「オーバーロード作戦」の要に踏み切る。
 ドイツではロンメル元帥やブルーメントリット大将をはじめ、様々な軍将たちが連合軍の動きを探る中、占領中の仏レジスタンスに向けて、ヴェルレーヌの詩に載せた暗号が放送される。
米軍コータ准将やバンダーボルト中佐の指揮のもと、遂にノルマンディへの上陸作戦が発動した!


第二次世界大戦、最大規模の機動作戦を描くのに公開当時としては、申し分のないスケール
一方の本編では、敵味方の一人一人によった小噺的なミニスケールのエピソードが印象に強い
ドイツの大敗を予期しながらも、命令に従わざる負えないブルーメントリット大将
地獄絵図を目の当たりに、教会の鐘に引っかかって命拾いした落下傘兵士
敵小隊と鉢合わせながらも、よそ見で命拾いした歩兵部隊
そして、敵将の靴の履き間違えに気づきながら、戦場の虚しさを噛み締める二人の兵士

昔、小さい頃に見て大傑作の印象
改めて見直すとオムニバス的な映画に見える
当時見た時よりもう少しミリタリーものに触れてきたというのもあってか、意外と普通の戦争映画だった
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