The Sugarland Express：スティーヴン・スピルバーグ監督、原案、ハル・バーウッド、マシュー・ロビンス脚本、原案、ゴールディ・ホーン、ベン・ジョンソン、ウィリアム・アザートン、マイケル・サックス出演、ジョン・ウィリアムズ音楽、ヴィルモス・スィグモンド撮影、1974年作品。スピルバーグの初の劇場作品であり、実話に基づいた作品。
けっこう良かったが、詐欺っぽい邦題は酷過ぎないだろうか・・・。原題のシュガーランド・エクスプレスがキレイなだけに、続でもないし内容を直接的に説明するのはちょっと・・・。「俺たちに明日はない」をベースにしつつ、警官を一人交える事で、中立性やいい意味でスパイ的な視点にもなり、少し違った面白味を感じる事が出来ると思う。
普通あり得ないだろうと言うほどに、沢山のパトカーがぞろぞろと並んで追っていく映像は、異様な緊張感を醸し出していて映画ならではの魅力の様な気がした(笑)要所と終盤は特に不穏で幻想的な音楽も効果的な演出で良かったと思う。さすがジョン・ウィリアムズ！「俺たちに明日はない」は転落のイメージが強いが、こちらはどちらかと言うと浮遊していくようなイメージかも知れない。一般市民がプレゼントを渡すシーンはすこし違う気がしたが(苦笑)
スピルバーグは色々なパターンを撮っているのだなと新鮮味も感じた。また観たいかも？！(笑)
