とり

デスプルーフ in グラインドハウスのとりのレビュー・感想・評価

3.9
場末のB級2本立てをコンセプトにしてるってことで、B級~Z級愛にあふれる私としては見過ごすわけにいきません。
いやそれにしても久しぶりにタラちゃん見たけど、ハゲたねー。
2本立てのうちの1本を編集してちょっと尺を長くしたバージョン(という設定)でしたっけ?よく知らないけど、長くしなくてもそのままで良かったんじゃないかと思いますね。
もともとB級映画なんて予算の都合もあって90分そこそこがお約束だと思うし。
後半の面白さはB級色をにじませつつもかなりハイレベルなエンタテイメント作品になってましたが、前半のギャルどものダラダラした会話がちょっとした苦痛でしたよ。
過去のB級作品を模倣したようなセリフ・シーンが随所に散りばめられているので、ニヤリとすることもたびたびあったけど、やはりギャルの会話が長すぎました。
後のクラッシュシーンあたりの爽快感が増す狙いにしても、長い、内容がなさすぎ。
しかもあれだけ時間を割いてたわりに、ギャルたちに大した思い入れをもてませんでした。結果クライマックスは迫力のアクションシーンを楽しむのみ。
まぁそこがB級と言ってしまえばそうなんですが。
もしかしたらそういうつまらない部分もわざとB級ぽく導入したんでしょうか。
後半はテンポも上がりかなり楽しかったです。
カート・ラッセルの登場シーンをもっと増やして欲しかったな~。
彼が出てるだけでB級映画気分が味わえるし、カメラ目線とかしびれちゃいました。
あとはスタントウーマン自ら出演してたので物凄い迫力のカーチェイスが堪能できました。スタントマンってすごい。
ラストで大爆笑できたのでまぁ観てよかったかな。もっと暴走して欲しかったけど。
個人的にはもう1本のロドリゲス版のほうに軍配!
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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