【よく分からないが面白さだけが最後に残るタランティーノ・マジック】
知らない男の車には決して乗らないこと
車の窓から決して足を出さないこと
そしてギャル達を決してナメてはいけないこと
そんなことを教訓として学べる映画でした。
前半のテキサス州編、後半のテネシー州編とも、冗長なガールズトークによって溜めに溜めた欲望と因果応報が爆発する驚愕な展開に唖然。
一気に気分をハイにすることができる唯一無二の映画ではないでしょうか。
メッセージ性なんて皆無なのだけれど、
女を車で殺す事に快感を覚える変態おじさんとか、
車のフロントに自分の身体を縛り付けて大喜びする変態おねえさん達をただ見ているだけで、本能的に面白さを感じてしまう。
これがまた身体に悪いと知りながらも定期的に摂取したくなるジャンクフードのようなクセになる面白さでして、
しばらくしたらまた観たくなってしまうのだろうな。
そんな遊び心と映画の魔法に満ちた作品でございました。
ご馳走様でした。
