ぱんぴー

メリー・ポピンズ リターンズのぱんぴーのレビュー・感想・評価

4.5
「お帰りなさいませ」

なんと3ヶ月ぐらいぶりのレビューリターンズということで、
観てきましたよメリポピリターンズ。

待ちわびたよ、メリー・ポピンズ。
マイケルみたいにヒゲを長くしてそれはもう待ち焦がれていたのだよ。

もうフワフワとメリー様が登場するくだりでブワーッと涙腺が刺激されてしまいまして。
ジュリー・ポピンズも至高だったけれど、
エミリー・ポピンズも最高でしたね。

もうエミリー様に関していえば、『クワイエット・プレイス』でもバスタブの中でえらいことになってましたが、
今回もバスタブの中でえらいことになるという、まさかのバスタブリターンズ。
エミリー×バスタブの安定感を確立したまでありますねこれは。

鼻垂れ小僧であったマイケルくんも、お父様の仕事とお髭を引き継いで立派なルイージに成長していたし、
ジェーンちゃんはお母様と同じく立派な活動家に成長もしており、

世代交代はされながらも、前作と変わらないチェリー通りやバンクス家の忠実な再現に心を打たれました。

また前作と変わらずただただ「ものは考えようやで」っていうメッセージを含んだポジディブな楽曲の数々も素晴らしかったのですが、前作よりもかなり濃密になっているのがアニメーション表現ですよ。

もう古き良きディズニーのクラシックなアニメ作品の良さをぎゅっと詰め込んだような濃密なアニメシーンがこれまた最高!!ありがとうディズニー!!と思わず叫びたくなるような完成度でして、
個人的にはディズニー2Dリターンズでもあったと声高に言っておきたいのです。

少々不満というか納得できないところがあるとすれば、
魔法がないとなんともならなかったと思われる部分があり、
結局魔法じゃないか!と少しモヤモヤ。

あとメリル叔母さま、はしゃぎすぎ。
一部メリル劇場と化しており、大御所で誤魔化した感じがあってここもモヤモヤしましたね。

しかし、それらを差し引いても、見終わる頃にはなんか知らんけどハッピー♪ってなってしまう心のお薬的映画でした。
定期的に服用しよーっと。
ぱんぴー

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