【最高の人間賛歌をありがとう】
レビューをしばし休止していたのですが、この作品のあまりの低評価にショックを受け、少しでも評価を上げたくて文字を起こすことに。
たとえ負け戦でも戦わねばならない時がある、それこそが人間なのです。
人は獣でも無ければ怪獣でもなく、ましてや神でもない。
恐怖と共存しながら強く逞しく生きる事ができるのが、人間であり、それこそが人間であることの素晴らしさなのだと3部作を通して伝えてくれた、
これを最高の人間賛歌と言わずしてなんと言いましょうか。
数々の恐怖を体験させ、やはり怪獣には勝てない、神にすがるしかないんだと絶望に似た苦い希望を抱かせた後に、
弱々しくも新たな春の到来のような美しい人間の勝利の形を示してくれました。
ちょっと涙っぽいものが眼から流れ出したけれど、花粉症なので仕方がありませんね。
手放しでは喜ぶことができないラストでしたし、細かいところに気になる部分もありますが、
平成最後にして唯一のゴジラを貫いてくれたこの作品に感謝です。
ありがとうございました。