まずは監督名を知らずに観よう。
ファーストシーンで、とちらが娘か分からないような中年ペギー・スーが登場する。
キャスリーン・ターナーが可愛いドレスを
躊躇いながら同窓会に出席する。
彼女は、同級生のチャーリーと離婚の話し合いをしている最中。
同窓生は、それを知らず、「チャーリーは?」と聞いてくる。
どこにでもありがちな話、
とりたてて、惹きつけるものがない雰囲気
でも、物語は一変する。
ここまでは、書いていいのかな、、、
舞台上で倒れたペギー・スーは、外見はそのままで、高校時代にタイムスリップする。
「バック・テゥー・ザ・フューチャー」の翌年の制作ということもあり、どーしてもそれと比較して見てしまう。
「バック〜」の明るさ、爽快感はなく、
逆に、外見はオトナの女性のキャサリーン・ターナーが色気ムンムンなだけに、
何か別のエロチックな印象さえ持ってしまう。
オトナの女が若いウブな男の子を誘惑しているような、、、変な感じ。
ペギー・スーへの愛を直接的にぶつけてくるチャーリーに同情さえ感じてしまう。
クライマックスによーやく、テーマ性のようなものが見えてきて、、
この為のタイムスリップなのだと合点が行き始めた。
そう、人は分かっている、しかも、その先に不幸が待っていると分かっていても、
その道を選ぶのが、、、
近年だと「メッセージ」が突き付けていたテーマと同じだな、
さすが、この監督さん、ただのタイムスリップは作らないなあ、と感心した矢先
終わり方は、ただのタイムスリップものだった💦
まあ、普通の青春コメディなら、まあまあだったよ、って、言ってあげてもよかったかもしれないが、、、
本作の監督は、あのコッポラ!
あのコッポラだよ、、
1974年の「ゴッドファーザーパートII」
それから、5年の歳月をかけて制作した「地獄の黙示録」で、精魂使い果たしたのか、その後は、パッとした作品を作っていないようだ。
「ゴッドファーザーシリーズ」の監督さんの作品とは、到底思えない。
テンポも悪いし、魅力ある場面がほとんどないように感じました。