橘宏樹

プラダを着た悪魔の橘宏樹のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.9
世界最高最先端を自分の内側から常に捻り出さねばならぬ重圧にある人は、業界問わずこんな感じだよなあと。他業界の知り合いを思い出しながら観た。

自分が人を軽んじてるんじゃなくて、美の前に凡そ人は軽んじられるのだという考え方に、共感するかしないかという話。人間性を捧げるってやつ。

美の下僕、メリル・ストリープ編集長の 「that’s all 」という冷たい響きが、ただのバカ正直さとして、むしろ可愛く見えてくる。
橘宏樹

橘宏樹