HicK

ホリデイのHicKのレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
3.8
《自分探しのデートムービー》

【ファンタジーな環境】
金があって、まとまった休暇があって、都心で仕事してるのに一軒家に一人暮らし…。全部揃った幸せは日本では手に入らないなぁ。うらやましい。でも知らない人と家を交換するのは抵抗があるw。

【物語×2】
前半、アマンダ(キャメロン・ディアス)のストーリーはありきたりなラブコメと言ったところ。一方、アイリス(ケイト・ウィンスレット)のストーリーは恋愛の枠を超えた愛情の物語で終始ホッコリ。

中盤、グレアム(ジュード・ロウ)の真実が明かされてからはアマンダの物語にも引き込まれた。そこから2つのストーリーが温かい着地点へと向かっていき綺麗な幕閉じだった。見終わった後、ちょっと充実感。

【自分探し】
旅に出ても自分を見つけられる訳ではないと思うけど、今作の「断捨離、リセット、ミニマル」の環境作りによって"洗脳を洗い流し、自分を取り戻す"過程は説得力も感じた。それにしてもアイリスの元カレ(ジャスパー)、クソ野郎だなw。

【総括】
「やってみたい!けど…」的な"憧れ"からかファンタジー要素すら感じる作品。ラブコメ、ホッコリ、自分探し、良いデートムービー。リセットは大事。
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