《エンタメ性が増した第２弾》
【エンタメ色】
前作と比べ、ホラー要素を超えたエンタメ要素が加わった印象。アリスの戦闘シーンなど映画的「絵」になるカットが多く「どうだ!」と言わんばかりのスタイリッシュなショットとスローを多用している。
協会や学校のシーンなど前作の密室ホラー要素を踏襲していたが、ホラーが中心だった前作に比べて、アリスの闘争心にスポットがあたり、彼女の表情もかなり挑戦的なものに変わったのが印象的だった。
【ゲームキャラ】
ゲームはやっていないが(キャラがゲスト出演した格闘ゲームはやったことはある)、今作にはジル・バレンタインやネメシスが登場し、特にジルはハマっていたんじゃないかなと思う。メインキャラが増えた事で展開に幅が増えたと感じた。ただ、ネメシスの外見はちょっと滑稽だったかな…。
【ただ、モヤモヤ】
個人的には「1」の後編のような感じを受けた。それでも「1」からの謎を明かす事なく話が終わり、前作同様にモヤモヤは続く。なんでアリスはTウイルスを投与してもゾンビにならないのかという理屈もよく理解できなかった。
【総括】
それでも前作の良い所は取り込み、よりエンタメ。公開当時からのファンは、よくこのモヤモヤ感に耐えられたなと思う。
