ピッツア橋本

怪談のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

怪談(1965年製作の映画)
4.1
"いつかの寓話の続きをしよう"

小泉八雲原作の怪談を映画化。オムニバス4編からなる。

『黒髪』
三國蓮太郎演ずる、貧しさ故に妻を捨てた男がお金持ちの家にマスオさんして、それでも元妻が恋しくてかつての我が家を訪ねる話。

『雪女』
京マチ子演じる雪女meets村人の仲代達也。鶴の恩返し、雪女ver.的な話。背景の旋風を目玉に描いたセットが幻想的で美しい。

『耳なし芳一』
琵琶の達人、芳一が平家の亡霊に誘われて、歌を歌う内に除霊対決へと雪崩れ込む話。あんなに芳一がまんして般若心経のペイントしたのにあんな末路だなんて🥺

『茶碗の中』
ある浪人がお茶を飲もうとすると、そのお椀に見知らぬ男が映り込む。何度も振り払うがその幻影に悩まされる男の数奇な物語。書きかけのストーリーのその訳は…想像力掻き立てるオチでした。

ただ3時間は長かったから1エピソードごとに4分割して鑑賞しました。それでも差し障りは無かったです。

実写版まんが日本昔ばなしに世にも奇妙な物語テイストを足した感じでしょうか🤔
セットのセンスの良さを感じた一本でした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本