人口87人の町アステロイドシティという劇中劇の田舎町と、ある演劇舞台が入れ子になった多層SF喜劇?といえば構成が伝わるだろうか。
ストーリーの説明が難しい!
いつも以上に曲がりくねった魔球を受け止める様な気持ちで鑑賞。
ウェスアンダーソン映画は多分全部観てるんだけど、犬ヶ島を思い出させる。隔離された異世界を見せられているような気持ちになった。
絵的にはいつもの幾何学的な感じというよりはもっとオープンで自然や荒野を感じる背景。
宇宙人シュールギャグの数々は冴えてるし、爆笑ポイントも何点かあったけど、泣ける所は無かった。
いつもの繊細で不器用なキャラ達が見せる胸熱なガッツがちょっと薄めに感じた。アンニュイな人が多めだったかな?
たぶんこの二重構成の捻りがいつも以上に効きすぎて、自分には上手く理解できなかった。
見所はちゃんとあるんだけどシャッフルが多過ぎて、謎が溶け切らないままエンドロールを迎えてしまった様な感じ。
たぶん面白い映画なんだけど些か観づらい。
たぶんそんな気がする苦笑