Siesta

ロッキー・ザ・ファイナルのSiestaのネタバレレビュー・内容・結末

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロッキーシリーズ6作目にして最終作 引退してフィラデルフィアでレストランを営むロッキー しかし、エイドリアンには先立たれ、息子との関係もギクシャク しかし、過去作同様に、彼はボクシングホリック 人生とボクシングがシームレス 当然の如く、再び彼はリングに返り咲く
彼の現在が落ちぶれているわけではなく、周囲にリスペクトされ、ある意味で理想的なセカンドキャリアを歩んでいるというところも興味深い つまりは、それでも大きな喪失感が拭えないということ
1作目オマージュのような生卵丸呑み、肉の塊パンチはファンサだろうな ラストのチャンプとのエキシビションはやはり見応えがある モノクロで赤と青だけ色が付く演出もクールだが、カット割りが細かくて没入感が削がれてしまうようにも感じた そして、1作目と同じく、彼は判定負けを喫する しかし、ここでもまた彼は勝ち負けを超越した価値観を示す 1作目であれば、極めて個人的な存在証明であったものが、今作では、ロッキーに限らず、対戦相手のチャンプ、息子、マリーと
ただ、マリーは何なの?って思わなくもない 下心、本当にない? レスラーの時も思ったけど、なんか都合よく年下の女性と良い感じになって、彼女から癒されて、みたいな ちょっとオジサン臭するんだよなあ だって、そこまで構う意味がイマイチ分かんないし、マリーとその息子を巻き込むのは結構、やり過ぎでないかな 2人もすぐに乗っかるんだけども やっぱりオジサンの美談、って感じてしまう
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