ユミコ

キャット・ピープルのユミコのレビュー・感想・評価

キャット・ピープル(1942年製作の映画)
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ヒロインのイレーナ(シモーヌ・シモン)は、猫族の血筋の家系に生まれてしまった不幸な女性…。恋をし、恋人とキスしたり抱かれたり、嫉妬や欲望を持ってしまうと、自分の意思とは無関係に邪悪の心が芽生え、豹に豹変?し、相手を殺してしまう。
そんなイレーナは、オリバー(ケント・スミス)という男性に惹かれ、恋人に。そして結婚。でもキスもしていない。イレーナは自身の呪われた血筋について、オリバーに全てを打ち明けていたが、さすがにキスさえも出来ないなんてオリバーは戸惑ってしまうし、当然ながら、まるで作り話みたいな呪いの話を信じきる事など出来ず、イレーナに精神病院に行くよう促した。そんなオリバーは彼女の妙な言動やキスもナシの日々の不満もあってか仕事仲間のアリス(ジェーン・ランドルフ)に相談したりするうち気持ちが移り、2人は相思相愛に。それを知ったイレーナは、嫉妬から豹に変身し、アリスを殺そうとするが未遂に終わる。 イレーナ担当の精神科医(トム・コンウェイ)も、彼女の言う事を当然信じていないくせに、下心からか、本当にキスをすると豹になるのか試そうと持ちかけ、彼女にキスをする……。

こんなに古〜い時代に、こんなオカルト・ホラー作品があったのですね…。「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」なんかも古い時代にあのようなホラーが… と驚いたけれど古いと言っても1960年作。でもコチラは1942年。凄いなぁ…。2作品共、何度もリメイクされ、いつの時代にも親しまれる魅力のある作品。
クライマックスシーンはSF的でもありました。一瞬でしたが吸い込まれそうに……!
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