ぴのした

魔法にかけられてのぴのしたのレビュー・感想・評価

魔法にかけられて(2007年製作の映画)
3.4
アニメの絵本の世界と実写のニューヨークをキャラクターが行き来する有名なディズニー映画。

ストーリーとしては、王子様との運命の出会いを果たした少女が、結婚当日に悪い魔女に騙されて現実世界のニューヨークに追放される話。

2次元と3次元を行き来するっていう発想が面白い!絵本から抜け出してきた少女や王子が現実主義的なニューヨークで浮きまくるのもおもろい。強いて言えば3次元の話が中心だから、もっと2次元との絡み(行ったり来たりとか)が多いものと思ってたから残念。ほぼ実写。

テーマとしてはディズニーのアメリカンな思想が強く出ている作品で、キャラクターごとに善悪がはっきりしていて、絵本の世界がもつ「夢」や「永遠の愛」を信奉しながら、資本主義の中心地ニューヨークとエリート弁護士のもつ合理性や現実主義、商業主義も肯定する(そして両者の代表が結婚することでその結びつきを賛美する)いかにもアメリカンな映画。

ラスボスがなんもしてないのに勝手に自滅してったのは笑った笑。あとバスタブからゴキブリの大群が出てくるシーンがトラウマ級。