『真実の愛とは?』
今、生きていたら言わずもがな映画界を引っ張ていただろう、ヒース・レジャー。
そして、ジェイク・ギレンホール。
役者が本当に豪華。ネームバリューだけじゃなくて、もちろん演技も。
人生の悲哀が満ちていて、正直、何度も見ようという気にはなりませんが、見ておくべき作品には変わりないですね。
当時の、アカデミー作品賞候補筆頭と言われいたみたいですが、
まだその当時は、LGBT問題に関して今ほど、アカデミーも寛容さというものがなかったのか、受賞ならず。
劇中のシーンで、自分としては、あそこまで、迫害するのは理解に苦しむのですが、
当時の、社会通念的にもかなり「ない」、ことだったのかなあと。
LGBTだけに限らず、こういう、現在でも、社会から敵視されているものや、異端視されているもの。
こうやって、彼らの内情をみると理解できるものがありますよね。
このfmレビューを通して、ずっと言ってきた気がしますが、
本当に、その人や、物事をちゃんと知りもしないで、決めつけて、悪のレッテルを張ることのなんと多いことか…
自分にもないわけではないです。
レッテルがただの思い込みなのに、それが浸透しちゃって、あたかも本当に悪い人みたいになってしまう。
自分の目で真実を確かめて、思い込みを極力なくす。
出所のしらない他人の見方に左右されずに、物事の本当の姿をちゃんと見ていきたいですね。
飛躍しすぎましたが、こういう作品はいくらでも発展できるトークできる、「種」をもっていますね。
素晴らしい作品は、幾重にも、いい意味で鑑賞者の想像を発展させる「種」があるなあと、思いました。