竜平

チェーン・リアクションの竜平のレビュー・感想・評価

チェーン・リアクション(1996年製作の映画)
3.3
水素エネルギーを研究するシカゴ大学のチームが何やら大規模な実験に成功、それが発端となって巻き起こる陰謀と、巻き込まれることになる研究者の姿を描く。サスペンス映画。

タイトルだけ知ってたけど見るタイミングを失ってた今作、ようやく初鑑賞。まだ格闘術も射撃の腕もない、基本逃げに徹してる頃のキアヌ・リーヴス。今作ではちょいオタクっぽい好青年を演じる。他にもモーガン・フリーマン、レイチェル・ワイズなど出演、てか今作のワイズ姉さん初々しい、良い。あとほんの一瞬だけ出演してるマイケル・シャノンに気づいたりして。チームに所属する研究者であり秀才の若者がひょんなことから濡れ衣を着せられ逃亡するはめに。あれやこれやの逃走劇、時代を感じるアクションやこの流れ、監督がアンドリュー・デイヴィスというのもあって『逃亡者』を勝手に思い出したりして、いや本当に勝手にね。FBIやら謎の機関やら絡らみつつの事件で、見えてくるのが国の裏側。こういった陰謀の構図ってのは実際にもありそうだよなーなんて思ったり。で途中からの展開とか何気に意表をつかれる、個人的にはそれもあって最後の最後まで飽きずに楽しめたというところ。いや鋭い人は早い段階で勘づくのかなどうかな。

アクションも多少あれど、研究者らしく体よりも頭を使って敵を欺いていくあたりが楽しい。まぁしかし他に特筆すべきことはないかなーというのが正直な印象。キアヌとワイズ姉さんは『コンスタンティン』の前にここで共演してたんだねっと。細かいことは考えずキャストをただ拝む目的で見るのがいいんじゃないかな、ゆーて俺もその口。
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