にーやん

変態村のにーやんのレビュー・感想・評価

変態村(2004年製作の映画)
3.3
『変態村』って………  ねぇ♡笑

どこかしら怪しみある静か過ぎるストーリー展開に、今作が初見であるベルギー版スリラー映画に淡い期待感。※ちなみに原題は『CALVAIRE』意味は仏語で受難とかキリストの礎という意味を持つそうです。


歌手であるマルクがひとり移動中、車の故障でたまたま迷い込んでしまった山奥にある村。そこで彼を待ち受ける『受難』その全てが超理不尽。もうその一言に尽きるお話です。原題を思うと実はもっと深いメッセージが込められているやも知れないのですが『変態村』というタイトルに、内容も知らぬままホイホイ引き寄せられてしまった凡人(いや、変態?) の私には知る由もございません…。

※私の作品チョイスの高低差のせいで耳キーーンなった方いらっしゃったら…スミマセン💧笑

以下がっつりめにネタバレ有り〼
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これが駄作でないとするなら、とにかく難解極まりない映画であることで間違いはないだろう。

鑑賞直後
「ありゃりゃ…なんじゃそりゃ?」
「時間返せ金返せ」「メルカリのアホー!」などという乱暴な単語が頭の中を占拠しておりましたが、いざレビューとして文字を起こそうとした時に蘇るのは数々の迷(名)シーン。


森に迷い込んでしまった愛犬ベラを24時間休むことなく探し続ける男ボリス。「根気強く探したら見つかった」と満面の笑みを浮かべ連れてきた愛犬は…実は牛。

村人たちが酒場のピアノに合わせて踊る奇天烈なダンスがただただ薄気味悪い…これぞ映画史に残る迷シーン?!

マルクを散々な目に合わせた村人の男が底なし沼に足を取られ沈みながら「グロリア、愛してると言ってくれぇー」とマルクに向かって息絶え絶えに懇願する。それに対するマルクの答えが「愛してる」…って何よ?

男しかいないはずのこの村の風景に一瞬だけ映り込む赤い服を着た『子供』の集団。ここが個人的にはこの映画最大の謎。

誰の子?って想像するだけでめっちゃ怖いやん…。ぇ…う、ぅ牛?



今のところ再鑑賞する気は全くないですが意外とこれを楽しんでいた自分に気がつくことができたフィルマのレビューに感謝感謝の意を込めて。2.8→3.3…笑
にーやん

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