にーやん

異人たちとの夏のにーやんのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
3.8
毎年この時期、無性に観たくなる、読みたくなる作品がある。

山田太一先生の原作本を読むか
大林宣彦監督の映像を観るか
それとも両方を豪華に網羅するのか…笑

若い頃にこの原作に出会い、故郷を離れている自分の状況も手伝い両親も健在なのにひとり号泣した20代最後の夏。ここに出でくるような愛情深い両親ではなかったけれど、親と子の無償の愛に触れ心が熱くなった。それ以来、夏が近づくと必ず読み返す私の愛読書。


大好きな大林宣彦作品であることを知りながらも原作が好きすぎた故に頭の中で完ぺきな映像化が終わっていたため、映像作品に触れたのはつい10数年前。原作と映画が頭の中で同一化されつつある最近ではどちらを観ても大号泣。両親がいなくなって初めての映像鑑賞は更にグッとくる。完璧な涙活遂行でまた1年頑張れるような気がします。


★以下、前回のレビュー★

昭和レトロなノスタルジー。今は無き両親と過ごしたあの夏の日の幻想…

毎年、夏が近づくと無性に読みたくなる文庫本。山田太一さんの原作を大林宣彦監督が映像化した大好きな物語。

古い作品なので映像的に気になるシーンもあるっちゃあるのですが、それを軽々と飛び越えてしまうくらいの原作と脚本の良さ。役者さんが作り出す空気感が文庫本と遜色ないところも素晴らしい。


何度観ても、何度読んでも すき焼き のくだりで必ず泣いてまう…

うーんと泣いてまた元気になる、そんな優しくて切ない物語です…あ、自分にとってはですけど。

あ、それに今はもう秋なんですけど…ね^^;

2019.10.20
81件のいいね!をつけて下さった皆さん、コメントを下さったスチールラグさん、奈保子さんありがとうございました^ ^
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