『リトル・ミス・サンシャイン』のスタジオが贈るエナジームービー。監督脚本は『扉をたたく人』のトム・マッカーシーさん。
真っ当に生きる主人公のちょっとした弱さから始まる普通の家族に舞い降りた平凡なストーリー。なので、登場人物は皆等身大。だからこそ生まれる 現実味 が自分は大好物の好印象。だけどストーリー展開が驚くほどスローペースなので「これは連ドラかっ」と思わずツッコんでしまうくらいにどこまでもマイペースに淡々と。さすがに中盤以降は少し巻き返しはしますが…。
『扉をたたく人』同様、派手な出来事は起こらないけれど、それぞれの人間味を上手く汲み上げ微笑ましくもほろ苦く仕上げるトムさんの作風はやはり良き。
ただ、邦題のサブタイトルは絶対いらんよね。本当にダメなの○○の○親のみ。そして二人はウインウイン。
名作ではないけれど…観て損はない良作。
