キャッスルグレンギャリ

いつも心に太陽をのキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

いつも心に太陽を(1967年製作の映画)
3.9
U-Nextで鑑賞。学園物は状況設定から、結末はどうなるか想像ができます。問題はどうやって主人公がお決まりの結末に導いていくか。本作で主人公は一旦匙を投げてしまうものの、ふと「方法」を思いつき、試してみます。それが功を奏し、お決まりの結末に到達します。一回は挫折しかかるのも、起承転結としては必要でしょう。主人公が思いつく「方法」はイギリスらしい、紳士淑女として子どもたちを扱うやり方。なるほどな、と思いました。
ところで不良の子どもたちが黒人の教師に向かって差別的な言い方をしないのは、イギリスだからでしょうか。
ラストの卒業パーティシーンが無意味に長いのが気になりました。