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銀座二十四帖のnagashingのレビュー・感想・評価

銀座二十四帖(1955年製作の映画)
3.5
銀座の町をひとつのコミュニティーとして捏造してしまうのが川島らしい。店の裏口が文字どおり銀座の裏の顔へのアクセスになってる探求感にワクワク。和光の時計塔、森永地球儀ネオン、ナショナル星型ネオンといった銀座のランドマークをラスボスが背負っている図はあまりにシンボリックで痺れる。銀座の変容として河の埋立に言及されるが、これが五輪開催を前提とした首都高建設につながっていくことを考えると、町の暗部が警察に排除される顛末も示唆的かつ予言的。土着的という点においても正しくノワール。
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