山岡

銀嶺の果ての山岡のレビュー・感想・評価

銀嶺の果て(1947年製作の映画)
3.0
三船敏郎のデビュー作。若き三船のシュッとしたハンサムぶりが新鮮。それでいて、『七人の侍』の菊千代のような暴力性、野性味もあり…デビュー作の時点で確かな存在感を放っていた。ただストーリーとにかく地味で…山岳アクションといってもスタローンの『クリフハンガー』のような手に汗握るサスペンスアクションを期待してはいけない。本作の主人公は三船ではなく志村喬演じる心優しい強盗犯。彼が無垢な田舎娘や若い男性登山家との山越えを通じて善の心を取り戻す話で、とにかくウエットなものが苦手な僕は余り好きになれなかった…。
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