ぜひ、以下のタイプの方には、オススメしたい作品です!
心理学上で人間には、「視覚タイプ」「聴覚タイプ」「体感覚タイプ」の3つに分類されますが、この映画は「視覚タイプ」の方が観れば確実に素晴らしい映画だと絶賛するでしょう!
「SAW」や「ホステル」は好きな方は「体感覚タイプ」なので合わないと思います。
私は「視覚タイプ」なので完全にハマリました。
この映画に出会えたのもTSUTAYAの発掘良品商品のおかげです。
「赤色」を効果的に用いて、異なる場所で同時に起きている複数シーンのショットを交互につなぐ「カットバック」の映像手法をたくみに使い、「水、光、闇」を映画の中でも効果的に使い分けています。
舞台は観光で有名な、水の都ベニスですが、これ程までにベニスを恐ろしく描いた作品は観た記憶がありません。
さすが撮影監督出身のニコラス・ローグ監督が撮った作品だけあり、素晴らしい脚本に映像美を加えた、美しくも怖い作品に仕上がっています。
ジグゾーパズルのピースを一つずつ埋めていくかのように、途中までは、どんなものが絵が完成するかがわかりません。
でも、最後のピースが埋まった時の怖さは、他のミステリーと比べものにならない程、声に出る程、恐ろしいラストを向えます。
ただ、「聴覚タイプ」「体感覚タイプ」の方は、点と点がなかなか線にならないので、面白さに欠けるかもしれません。
イギリスではミステリー映画の名作として、英国映画業界人が選ぶ1位に選ばれるほど有名な名作です。