シャークウィザード

虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜のシャークウィザードのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公のユウタが父との思い出があるダムを訪れた際、ひょんなことから過去へタイムスリップ。ダムに沈んだはずの村で1か月の夏休みを過ごすという物語。
作品全体に溢れる懐かしさ、夏らしさが凄い!
セミの鳴き声、緑色が映える山や木々、綺麗な川、青空、石畳の道、日本家屋等、素晴らしい背景は枚挙にいとまがない。
輝くほたるの海や花火と暗闇の中の光の描写は大変美しい。
実際に住んだ事は無いが、懐かしいと思える日本の夏があった。1か月も過ごせるなら、遊び放題じゃねえか!子供時代の夏、憧れる。

ユウタ、さえ子、ケンゾーの3人を中心として物語は進むが、中盤で明かされたさえ子の秘密にはびっくりした。
朝から晩まで毎日遊び夏休みを満喫するのは羨ましくて眩しいし、ダムに沈む事が決まりそれぞれの思いなど子供たちの等身大な姿もよかった。
二人が無事に再会できたのも良かったと思う。ケンゾー、あんた若いねえ!