シャークウィザード

かがみの孤城のシャークウィザードのネタバレレビュー・内容・結末

かがみの孤城(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

原作小説未読で読んでから映画を見ようと思ってましたが、結局先に映画を見ることに。
事前情報一切無しで見たから、むしろ先の展開を色々と考察したりドキドキしたりと楽しかった。

学校に行くことができない子達が集められてるのかなとはこころちゃんの最初の描写から想像できた。
かがみの向こうに不思議な世界が広がってるのワクワクする。
いじめの描写が結構生々しいですね。気に入らない相手を孤立するよう仕向けたり、言い方とか結構嫌な感じが出てる。
マサムネが眼鏡男子でcv高山みなみだからコナン君がちらつく…と思いきや真実はいつも一つって言わせるしw
リオン君が見てると本当に気が効く良い子。
時刻の言い方、なるほどって感じだ。
なぜ彼がここに…と思ったが、絶対に欠かせない存在。
一日だけ登校しても、誰もいなかったという事でこれまでの謎が色々繋がった。
同じ紅茶では、と思ったがそういう事か〜!
確かに目の形に面影あり。
ルーズソックスも後で気づいたがヒントだったんだな。
あとマサムネのやってるゲームを映画になったって言うウレシノ。あまり詳しくない人の勘違いかと思いきやというのが上手。
マサムネとゲームで遊んだスバルがゲームに興味を持つというのがこうやって繋がるんだな〜と。
いつの時代も変わらず無くならないというのが分かるけれど辛い。
きたじま先生、本当に子供の味方なんだと思って温かい気持ちになった。

こころちゃんたち皆の努力や願いが巡り巡って誰かの支えになる、こういう優しさのある展開に弱くなったと今作を見て改めて実感。

オオカミ様がヒントは出してると言ってたけど、私も終盤まで分からず。あの話とは作中でこころちゃんが気付くまで私も気づかなかった。
オルゴール、本当に設定の取り入れ方が丁寧。

リオン君がもう一人の主人公というか、皆それぞれ色々抱えていて足搔いているんだなと分かる。全員の秘密を知るところで、それぞれの描写がしっかりしていて、作中でしっかり描かれていたんだなとか、これが性格やあのシーンの意味に繋がるんだなと。
手を伸ばす、掴む、引っ張ると中学生の子達にできる解決方法にしんみりした。

こころちゃんとリオン君のその後とか、未来で会える話とか色々見たいよ…。