2009年 アメリカ 監督レベッカ・ミラー
キャスト:ロビン・ライト、アラン・アーキン
邦題から想像するようなドラマではない。内容はかなり深刻なのだが、ロビン・ライトのイメージも爽やかで、そんなに深いドラマに感じられなかった。それは、監督が意図している結果ではないだろう。
奔放な10代を過ごしたビッパ(ロビン・ライト)は、30歳年上のベストセラー作家と結婚し、理想の妻として家庭を守ってきた。しかし、これまでの自分の生き方、家族への対応、そして略奪婚に深い傷を持っていて、心は揺れていた。そして、あの若者と出会う。
老後の幸せな家庭から始まるこのドラマは、実は人生には計り知れない闇が隠されていることを徐々に明らかにしていく。
単なる中年の女性の青年との恋愛ドラマではないことはわかるが、これでもかこれでもかと突きつける出来事は、あまり現実味がなく、苦悩を実感出来なかった。そのためラストの盛り上がりに欠けた。つまり凡作。
ロビン・ライトの若かりし頃をブレイク・ライブリーが演じているが、違和感がない。彼女が歳をとるとこんな感じになるだろうなと想像できる配役でこれは非常に良かった。
(※追記ーブレイク・ライブリーは誰かに似ていると思っていたが、よく見ると「ユッキーナ」に似てないか?)
#2022-256