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レポゼッション・メンのmiumiuのレビュー・感想・評価

レポゼッション・メン(2010年製作の映画)
3.8
近未来が舞台。
人工臓器の売買が合法化された近未来、支払いが遅れた契約者から臓器を回収する「レポメン」を生業にする主人公の行く末を追うアクションサスペンス。

人工臓器回収=合法的に殺人が認められているわけで、結構なぶっ飛び設定。
原作小説アリ&原作者のエリック・ガルシア自身が脚本にも参加しているから、ストーリーは筋が通っている… けれどかなり二転三転してラストで度肝を抜かれたわ。
あと臓器回収シーンは普通に流血するからグロ注意。

ジュード・ロウの出演作を追いかけて鑑賞。
主演かつ本格的なアクション作品ということで、今作のために鍛えたんだろうなーというのが伝わってくる。
他の出演作と比較すると、圧倒的にムキムキでアクションもキレがあって格好良い!
家庭をとるか仕事をとるか… な中で仕事で追い込まれる複雑な役どころで、内面を表現する演技も見応えがあって満足。

安全な仕事に就いてほしいと願う妻と、同僚かつ元軍人仲間で、一緒に仕事を続けたいと願う親友(演じるのはフォレスト・ウィテカー)との間で板挟み…… という展開、親友の巨大感情が予想以上でゾッとしたぞ…
まとめると、今作も安定の、ジュード・ロウが執着されて追い込まれる系の作品だった。
ラストのどんでん返しでビビったから、いずれもう一回観たいなあ。
あと、終盤の臓器回収シーンが見るからにして性的なシーンのメタファー…… グロいのは苦手だからいろんな意味で目のやりどころに困った……
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