YasuhitoArai

賭博師の娘のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

賭博師の娘(1951年製作の映画)
3.8
ルイス・ブニュエル監督作品。
ドン・キンティンは妻と生まれたばかりの娘と貧しいながら暮らしていた。ある日妻が友人と浮気をしているのを目撃し、妻と別れ、娘を郊外の家の前に置いてくるが・・・という話。

人間不信でふてくされた人生を送ってきた男が、生き別れの娘を探すという話が主軸にありながら、随所にコメディで味付けされたような作品。
映画冒頭の状況設定を作る掴みがバッチリだった。そして時間経過の表し方が冴えていた。
時間経過後に娘を探すが、その過程で関わるフェルナンド・ソトとナッチョ・コントラの取り巻き二人がコメディ要因で、二人で小ボケをかましてきてそこそこ笑えた。汗をかくくだりが面白い。

最後がかなり急に結末に持っていくけど、全体的に楽しめた。
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