ミツバチゴロバチ

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのミツバチゴロバチのレビュー・感想・評価

4.1
昨今ガチャガチャした映画ばかり観てるので、このTHE アメリカン・ニューシネマ!な質感がたまらない。身体が求めているのかも。

オープニングからエンディングまで、どうだ俺のセンス!と言わんばかりのインパクトある画の連続なのだが、飄々としたユーモア感が漂ってるので不思議と嫌味な感じはしない。もちろん美しいシーンも多い。

自殺シーンからしてホントに死んでる(ように撮ってる。タネあかしがない)んだから、まあリアリティはない話なんだけど、一番リアリティがないはずの19歳と79歳の恋愛はまったく違和感なく受け入れられた。モードがとにかく人として惹きつけられる。惚れる。とんでもない行動をするだけのバックグラウンドがあり、説得力あるんだよね〜。警察をコケにする(いやそんなつもりもないのかも)シーンは最高。