二式

十三人の刺客の二式のレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
4.5
時代劇が少ない2010年でこんなにも熱い時代劇が作れることに感動。

とにかく稲垣吾郎の暴君が素晴らしい。暴君の残虐性を暴力描写でしっかり見せてくれて、こいつは許せない悪人と思わせてくれる。こいつのおかげで勧善懲悪として分かりやすい面白さがあると思う。

そして、決戦の凄さ。まず、300人の人数を感じるのが偉い。そして、アクションをスローとかを使わない昔ながらの時代劇殺陣がかっこいい。松方さんの殺陣は別格。伊原さんもかっこいい。長い戦闘だが、途中で展開が変わったり、戦闘のテイストが変わったりしてい飽きずに最後まで楽しい。

あのバリケードの仕組みとか、もうちょい弓で戦えよとか色々ツッコミどころはあるけど、圧倒的なスケールでねじ伏せる娯楽大作。三池監督の悪ノリなギャグはこの作品はいらないと思うけど。
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