二式

イップ・マン 完結の二式のレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
3.7
圧政や差別に対しての武術という点では1や2に戻った内容。アメリカを舞台にしていて、奇しくも今のアメリカの現状と重なる部分も多くタイムリー。ただ、ラスボスが傲慢な白人で空手の使い手と1.2を足して2で割ったような内容で新鮮味がない。イップマンと息子の会話と木人を使った回想で、綺麗にシリーズとしては終わった感じだけどアメリカの話は中途半端。中華総会と移民局の話や中華街をつぶす目論見や娘のチアの喧嘩の件など、その後がよくわからない。白人軍人をボコボコにしただけでなんも解決してない気がする。

太極拳の達人は普段あまりフューチャーされないので面白かった。遂にブルースリーの活躍が見れたのも良かった。詠春拳も相変わらずかっこいい。けれど、過去作に比べるとアクション少なめで、記憶に強く残るものがなかったのが少し残念。
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