ホラーとしてはCGがあからさま過ぎて冷めたりするところもあるけど、ちゃんと気味が悪くて怖いシーンもある。特にロケーションはすごく良かった。部屋の内装の絶妙な気味悪さも良かったし、ラストの家は立地からなんか嫌な感じで良かった。
役者も奈緒の驚き顔や怖がる顔がすごい良かったし、何より江口のりこが全てを持っていくキャラで素晴らしい。ただ、芸人が霊だったりで出てくるのはシーンを台無しにしてることもあったしよくないと思う。
そして、突然なんも前ぶりもなく始まる除霊バトル。あまりにも唐突過ぎて驚くし、その戦いの方法や演出がダサくて笑える。除霊バトル自体は大好きだから楽しめたんだけど、そこに持っていく展開とか見せ方とかどうにかなったんじゃないかと思う。
それ以上にこの映画の致命的なダメな部分はベタベタ過ぎるドラマパートがクソつまらない事だと思う。最初から最後までドラマ部分が苦痛だった。最後の除霊バトルへの持っていき方の雑さといい、単純に脚本が悪い事が一番の問題思う。