DelayMan

ONCE ダブリンの街角でのDelayManのレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
3.0
シングストリート ジョンカーニー監督初期作品
ストリートミュージシャンで成功を夢見る主人公はその音楽に惹かれ話しかけて来た女性と音楽で心を通わせることで恋に落ちるが、彼女には子供がいて‥

物語自体はそんなに大きな展開があるわけではない
映画の約半分はオリジナル曲で構成されるが、主演のグレンハンサードとマルケタイルグロヴァは共にプロのミュージシャンと言うこともあってどの曲もめちゃくちゃクオリティが高い
インディー映画感が強く、数曲のMVを一本の映画にしたような作品

アイルランドのバンド THE FRAMES
主演を務めるグレンハンサードがそのバンドのフロントマン、監督のジョンカーニーがバンドの初期ベーシストだったという関係なのは知らなかった
主題歌のFalling Slowlyは今作のバージョンも素晴らしいけど、THE FRAMESの原曲が本当に素晴らしい
もっと世界的に有名でも良かったはずのバンドだと思う
元バンドマンのジョンカーニーだからこそ出来る内容
後のはじまりのうた、シングストリートに繋がる流れの音楽映画の始まりの感じは伝わってくる
グレンハンサードは現在ソロ活動中なのでそっちもしっかり追いかけたくなるくらいどの曲もメロディも声も素晴らしい

主演の2人はこの作品の後に実際にユニットとしてアルバムを2枚製作しているのも凄い
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