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バンディッツのtamagoのレビュー・感想・評価

バンディッツ(1997年製作の映画)
4.2
刑務所で結成された女囚4人のロックバンドの逃走劇を描くロードムービー。
今作は1998年の製作ですが、女性の友情、ロードムービーという点で、『テルマ&ルイーズ』を思い出しましたが、その製作は1991年。その先進性には改めて感心しました。
この作品は、『テルマ&ルイーズ』にインスパイアされたのかなぁと勝手に思いましたが、音楽映画としても、素晴らしくて、また違った魅力が満載でした。いい曲ばかりですごく楽しめました。
サントラ盤がドイツで4週連続1位になったのもうなずけます。

ダイナミックなカメラワークも魅力があり、 逃走中の絶体絶命のシーンはトニー・スコット監督を彷彿とさせる迫力の空撮もあり、おーっ!となるシーンも多くて楽しめました。

主人公4人のキャスティングがばっちりで、それぞれの背景もシンプルながらも浮かび上がらせる演出で描かれており、色んなことがありながらも強まっていく4人の絆に胸が熱くなりました。
ラストも余韻があって良かったです。
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